卒業までの間にもし転居すれば、敷金・礼金・引越費用・仲介料を2回払うことになります。
つまりそれは、かかった総額を48ヶ月で割ると最初から高めの部屋に住んでいたのと同等かそれ以上となる場合があるということです。
設備の不適切な選択により引越をしないよう自分が納得できる設備を決めること。
一人暮らしをすると意外に荷物が増えるので少し広めの部屋を選ぶことが大切です。

自分が住もうと思っている場所で、絶対ほしいと思う設備を持つ部屋だと敷金・礼金、家賃がいくらぐらいなのかの相場を調べます。
その中で相場よりかなり低めの価格設定の物件があれば、何らかの理由があり、それをカバーするための価格設定と考えるのが妥当です。
売り手である大家さんも商売ですので、自分の物件は一般の相場かそれ以上で選んでもらいたいと思っています。
大手ネットワーク不動産会社が取り扱う不動産物件には、学生であってもカード会社の保証料や毎年かかるカード会社更新料などを必要とする物件もあるので、この費用を加味する必要があります。
また、不動産は量産品とは違い、価格と品質が正比例せずバラツキが多く、同じものは無いという特徴も合わせて考えると、 価格から選ぶという方法ではなく、場所→設備→相場観→見る物件を選定するという方法が良いと思います。

物件を見るときには、日当たりや部屋の設備の確認だけではなく、自分の足で歩いてみることにより、その物件と各施設（キャンパス、コンビニ、スーパー、金融機関等）までの 夜道の状態や冬に雪が降った道路状態などを想像します。
そして価格と写真や資料では分からないこれらの条件とのバランスを鑑み、最終決定をします。
物件をいくつか内見すると、同じような地域＋同等設備条件＋同等価格帯のワンルームであれば、部屋の中身はよく似ており、大きな違いは言葉では表現しにくい雰囲気や管理状態等であることが分かってきます。
学年の変わり目で引越を経験する在校生はこのあたりが自然と身についていますが、新入生にとっては難しいことです。
多くの部屋を内見し、その経験を身につけることも大切ですが、前期試験日当日と前期合格発表後には1時間単位で良いと思われる部屋が順次無くなってゆくという状況も無視できません。

現地に行き物件を確認することは大事ですが、遠方だと、すぐに行くことが難しい場合もあります。
そんな時役立つのが、Googleマップです。

当社ホームページに掲載しているアパート周辺とGoogleマップは、下記方法にて連携します。
①各アパートのページに行く
②スマホＨＰの場合は右にスライドすると地図があり、その地図の左上に「拡大地図を表示」という文字があるので、その文字をクリックする。
パソコンＨＰの場合は、ページ最後の方に地図があり、その地図の下に「Googleマップで周辺地図を見る」という文字があるので、その文字をクリックする。
③Googleマップに切り替わります。
④アパートの位置とほんの少し違う場所がポイントされるときがあります。そのまま地図を拡大すると、違った場所でストリートビューになるときがあるので、アパート名が表示される適度な地図の拡大を行い、位置の微調整を行ってから、ストリートビューまで展開して下さい。
⑤地図だけでなく航空写真で見るのも良いです。
スマホなら右上にあるひし形が重なったような図形をクリックすると地形の種類が出てくるので、デフォルト、航空写真、地形と言った種類で切り替えられます。2本の指を同時に画面にあてて下から上にゆっくり動かすと3Ｄになります。
パソコンなら地図左下にある航空写真と書かれた四角の箱をクリックします。また、航空写真切り替え後、右下に出てくる３Ｄという文字をクリックする３Ｄ表示となります。
⑥地図・平面航空写真・３Ｄ航空写真・ストリートビューそして３６０度の建物外観等を見て、日当たり等の状況が何となく分かります。（スマホＨＰなら各アパートの下の方にある「物件の写真をもっと見る」、パソコンＨＰなら各アパートのページの上の方にある「物件の写真をもっと見る」をクリックすると多くの写真が出てきます。その最後の方に黒くなった画面があります。それをクリックすると当社が撮影した360度写真も出てくるので、そちらも参考にして下さい。）

以上を行う事で、現地に来る前に、内見予定物件を絞り込みます。

内見予定物件を絞り込む一番の理由は、疲れて、最後に見た物件でなんとなく納得してしまうという状況に陥らないためです。（疲れると正常な判断が鈍ります）
尚、最近では合格発表前予約が非常に活発化し、前期入試日は目立つ場所にある不動産業会社のお店の中は人で一杯という状況が見られます。
合格発表前予約をご検討の方は、「当社ＨＰの合格発表前予約Ｑ＆Ａ」もご参照頂ければ幸甚です。